冬になると足がむくむ。という方
足首をちゃんと動かせていますか?
先日いらっしゃったお客様が
足のむくみを大変気にしてらっしゃったのでブーツの話をさせていただきました。
その方は、その二週間後、足すっきりした状態でご来院くださいました。
そんな訳で、今回のネタも折り紙つきのセルフケアとなります。
女性の足が冬むくむのは ブーツのせいかもしれません。
足がむくむのは、足まで行った血流が
重力に逆らって足から心臓方向への静脈の血流が滞るからです。
「ふくらはぎは第二の心臓」って言いますよね。
血流は心臓のポンプで流れますが、人間の血管の総延長は地球二週半。
心臓のポンプだけで、体中を循環させるのにはちょっと無理があるわけです。
特に足まで行った血流は、重力に逆らって戻ってこなくてはいけません。
その上向きの血流を促す働きをサポートするのが
ふくらはぎの筋肉なのです。
血管にはこのように弁が付いていて
周りの筋肉が動く際に外から圧迫すると
中の血流は動かされます。
そして弁が一方向についているため、静脈では心臓方向にだけ動くようになっているのです。
ふくらはぎは すねの筋肉と対になって足首を動かす働きがあります。
歩いているときは、無意識にもこの蹴りだす動きを繰り返すことになるので
ふくらはぎは収縮と伸張を繰り返すことになります。
この動きがしっかり機能していれば
足先までいった血流も、ちゃんと戻ってくる。ということなんですね。
足首の動きがふくらはぎとスネのポンプを機能させ
血行を促進する
けど
ブーツでは、あまり自由に動けないんですよね。
“ふくらはぎは第二の心臓”というくらい
下半身の血行にかかわるふくらはぎ。
でも私は ふくらはぎ以上に股関節の筋肉が
冷えやむくみに関わると考えています。
だって 一日中歩き回っていられるヒトなんて
そうそう居ないじゃないですか。
ふくらはぎが動いていないとき
冷えとむくみに関わるのが、股関節まわりの筋肉の柔軟性だと思います。
心臓から全身に走る大動脈は、お腹の奥から骨盤の内側を通り
内モモを通って足の先へ続きます。
ふくらはぎに到達する以前に、股関節周りが硬ければ
そこで血流も滞ってしまいます。
つまり、ちゃんと股関節を使って動けているか
というところが問題だと思うのです。
ふくらはぎに到達する以前に、股関節周りが硬ければ
そこで血流が滞ってしまうので
股関節が上手に使えているかが、キーになる。
というお話でしたね。
ブーツは足首が固定されてしまうので
ふくらはぎがポンプできず、むくんでしまう。
それだけではなくて
本来、ふくらはぎが十分に動く歩き方というのは
下図のとおり、股関節も十分に動くはずなんです。
本来”歩く”って 立派なエクササイズなんですね。
下半身に存在する筋肉は全体の7割ですから。
あったかくなってきましたし
せっかくなら、ちょっと大またで歩いて
冬に溜め込んだ分を追い出してみませんか?