庵主の身体はアレルギーの宝庫でして
うれしくもなんともないですが
いろんなものに敏感です
当然3月に入る頃から 杉の開花を敏感に感じ取るわけですが
そうしていてようやく気づいたことがひとつ。
以前から何度と無く取り上げてきた
春に発生する”背中のハリ”の 犯人を見つけたかも知れません。
毎年春が近づくと私の身体を襲う強烈な”背中のハリ”
これは実は私に限ったことではなく
まごのて庵にいらっしゃるお客様の多くが
春になると背中がカチカチになってしまうヒトがとても多いので
毎年さまざまに考察してきました。
ひとつ確実にいえることは
年度末~年度初めの仕事の変化による緊張および疲れです。
脊椎にはぶっとい神経が走っています
そのため頭が緊張したままだと、背骨の周囲に緊張が伝わります。
根つめて考え事すると頭が痛くなる気がするのがいい例。
だから仕事や生活の変化の大きいこの時期に
頭の緊張によるコリが生まれてもなんら不思議は無いのですが・・
今年私は確信しました。
春に発生する背中のハリには
多かれ少なかれ”花粉症”が関わっています。
ソースはまごのて庵のお客様統計なので、あてにはなりませんが・・(汗
でもこの後の考察にはちょっと自信があります。
春が近づくと、背中のハリを感じるヒトが増える訳の考察
(まごのて庵流)
3月ごろから、背中のハリを感じるヒトが増える理由は
“呼吸が浅くなっているから”
だと、まごのて庵のデータは言っています。
そしてその呼吸が浅くなる理由には
花粉症が多かれ少なかれ関連している。と感じています
本来人間は
寒い時期は身体を外気の冷えから守るため
末端の血管を収縮させ、なるべく体内の体温を保とうとします
そんなことがありますから、もちろん春になると
全身が徐々にゆるゆると緩んでくるのです。
室内完全空調の時代でも、身体はちゃんと季節を感じているものです。
しかしそんなゆるみたい春にやってくる花粉さん。
実際に鼻づまりなどの症状があるひとは、
もうてきめんです。
薬などで症状を抑えているヒトでも
一日中マスクをしていたりすると
当然ゆったりとした深呼吸なんてできません。
そもそも、”深呼吸しましょう”って言われると まず、
思い切り息を吸いたくなりますよね?
実はそれが大きな間違いなんです。
呼吸が浅いヒトの大半は 本当は”吐ききれていない”んです。
なんでなんだろう、と 呼吸に関わる筋肉をいろいろと調べていたら
とっても納得。
まず大前提として肺の性質を確認します。 大切なことは
○肺は自ら膨らむ能力はない そして、
○風船のようなもので、放っておくと自ら縮んでいく
という性質です。
通常の呼吸を解説すると
〔吸気時〕 横隔膜・外肋間筋(肋骨の隙間を埋めるように存在する筋肉) が収縮し、胸郭の容積が広がる
〔呼気時〕 これらの筋肉が弛緩し、肺が自ら収縮する力で
息を吐き出す。ということが行われているわけです。
つまり通常の呼吸には “吐き出す際に
特に筋肉は使われていない”んですね。