ここ一年ほど 変な肩こりを訴える方が増えて来ました。

症状は
“片側だけ首が回せない”とか
“片方の肩がやたら重い”とか・・

だいたい 右利きの人は右手をよく使うので、右の上腕二頭筋(ちからこぶ)がこっていて
そのために右肩が前に出てる。という傾向があります。

でも最近増えてきたその”変な肩こり”の人たちがこっているのは、左の上腕。
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です。

ここ10年。。。理由に思い当たるのにさほど時間は掛かりませんでした。

“へんな肩こり”の原因は”スマホ・タブレット”だったんです

以前の携帯なら 軽かったし、案外右手でもって 右手の親指で操作。 だけで済んでましたよね?

私も10年前にアイフォンに換えましたがこれが意外に重いんです。

そして タッチパネルになってから持った手で操作ってできなくないですか?

更に更に言えば 便利すぎるんです。

スマートフォンになってから
家のデスクトップを使わなくなった。なんて人も多いのでは?と思うんです。
結果、長時間携帯をいじくることになる・・・

単純に
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左手でスマホをもって 右手で操作。
この携帯が重い、そして長時間。
当然これだけの条件でも十分コリが生まれますが、もうちょっと知っていただきたいスマホの罠。

スマホによる肩こりがどうして強烈なのか 次回詳しく解説します。
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スマホによる肩こりの方が増えています。

便利で楽しい。
70代のお客様が
「俺が若い頃にコレがあったら、もっともっといろんなことできてたのになぁ。。。」と
感慨深くおっしゃってました。
その言葉に スマホの全てが表されている気がする・・・(汗
というくらい私もスマホの恩恵にあずかっていますが。

スマホによる肩こりはそこらの肩こりとはちょっと違って 恐ろしい罠なんです。
これを読んで ちょっと気をつけるようになってくれる人が増えるといいな。

スマホがなぜ強烈な肩こりを生んでしまうか。
それは筋肉の機能と負担の度合いにかかわりがあります。

筋肉の機能といえば”収縮して間接を動かす”ことですね。
すまほ1-3

ここで大切なのは 筋肉は”縮むことしかできない”ということ。

間接を動かすには ひとつの間接に二つの筋肉が付いていて
それがお互いに縮みあいながら動かしています。
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ただ、筋肉が単純に縮む。といってもその動きには3つのパターンがあって
それぞれに筋肉のかかる負担の大きさが違ってきます。

筋肉の働き方3パターン

①収縮しながら働く
筋肉がちぢんで 間接を動かす働きです。
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②動かず働く
縮んだ状態でキープする時の働きです。
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③伸びながら働く
縮んだ状態から徐々に伸びる働きです。
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この①~③ 数字が大きくなるほどに
筋肉に与える負担は大きくなるんです。

筋力トレーニングをする時などは
①の動きで軽い負荷をかけつつ、回数動かして筋肉をつけていく方法と
③の動きで重い負荷をかける方法がありますが
当然③の方が筋力アップには効率がいいことになります。(その負荷に耐えられる筋力が無ければ、無理をして損傷しかねませんが)

つまりダンベルなら持ち上げる時より
降ろすときの方が上腕二頭筋には負荷がかかります。
すまほ1-5<<<すまほ1-6

スクワットなら 立ち上がる時より沈み込む時に、前モモに負荷が掛けられる。ということになります。
すまほ2-1

①にせよ③にせよ、筋肉を収縮させているわけですから、老廃物は発生しますが
この二つは”動きがある”ので、
筋肉自身が動く事で血流を促して老廃物の排出もスムーズに行われます。
(当然運動後のケアも大切です。)

問題は 実は②何です。

負荷はある程度かかっているけど 動きがない。

こうなると、発生した老廃物は行き場をなくし
えらくほぐしにくいコリが発生する事になります。

まとめ

スマホが便利なため、長時間使用してしまう事。そして意外と重い事
さらに”いつも左手で持ってる”事  などなど、、
スマホによる肩周りのコリが発生するには条件がそろい過ぎています。

だからといって、スマホを使わない。という選択肢は 今の世の中にはあり得ませんよね、、、なので!

スマホによる肩こり のケアの方法はこちら⇒スマホによる肩こり のケア